Seam ディストリビューションは、コマンドラインユーティリティを含んでおり、 Eclipse プロジェクトのセットアップ、 簡単な Seam のスケルトンコードの生成、 既存データベースからアプリケーションのリバースエンジニアリングをとても簡単にします。
これは、Seam 入門として良い方法です。 そして、状態をデータベースに保管するとてもつまらないアプリケーションを構築するために、 新しいおもちゃがどれほどすばらしいかを大げさに話す退屈な Ruby 野郎の 1 人に次にエレベータの中で捕まったとわかった時のために、 攻撃材料を与えてくれます。
このリリースでは、seam-gen は JBoss AS で使用するのが最良です。 プロジェクト設定をマニュアルで少し変更するだけで他の J2EE や Java 5 アプリケーションサーバ用に生成されたプロジェクトも使用可能です。
Eclipse がなくても seam-gen は使用可能ですが、 このチュートリアルでは、Eclipse を併用してデバッグや統合テストを行う方法を示したいと思います。 Eclipse をインストールしたくない方も、 このチュートリアルを続けることができます — コマンドラインからすべてのステップは実行可能です。
Seam-gen は、簡単に言ってしまえば、テンプレートと共に Hibernate Tools をラッピングした大きく見苦しい Ant スクリプトです。 これは、必要であれば簡単にカスタマイズできることを意味します。
始める前に、JDK 5 または JDK 6 とJBoss AS 4.0.5 と Ant 1.6、そして、それに合う Eclipse 用の JBoss IDE プラグイン と TestNG プラグインがインストールされていることを確認してください。 Eclipse の JBoss サーバビューに JBoss 設定を追加してください。 デバッグモードで JBoss を起動してください。 最後に、Seam ディストリビューションを展開したディレクトリで、 コマンドプロンプト起動してください。
JBoss には WAR や EAR のホット再デプロイメントに優れたサポートがあります。 残念ながら、 JVM にバグがあるため、 — 開発段階では一般的な — EAR の再デプロイメントを繰り返すと、最終的には JVM が perm gen スペースを使い果たしてしまうことになります。 この理由により、デプロイメント時には perm gen space を大きく確保した JVM で JBoss を稼動させることを推奨します。 JBoss IDE から JBoss を稼動させる場合は、 「VM 引数」の下にあるサーバ起動設定でこれを設定することができます。 以下のような値がよいでしょう。
-Xms512m -Xmx1024m -XX:PermSize=256m -XX:MaxPermSize=512
十分なメモリがないとすると、以下が最小の推奨値です。
-Xms256m -Xmx512m -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=256
コマンドラインから JBoss を起動しているならば、 bin/run.conf の JVM オプション設定が可能です。
今すぐに変更を行いたくない場合は特に行う必要はありません — OutOfMemoryException が発生した時点で対処してください。
最初にすべきことは、あなたの環境用に seam-gen を設定することです。 ( JBoss AS インストールディレクトリ、Eclipse ワークスペース、 データベースコネクション ) それは簡単です。単純にタイプしてください。
cd jboss-seam-1.1.x seam setup
以下のように必要な情報の入力を要求されるでしょう。
C:\Projects\jboss-seam>seam setup Buildfile: C:\Projects\jboss-seam\seam-gen\build.xml setup: [echo] Welcome to seam-gen :-) [input] Enter your Java project workspace [C:/Projects] [input] Enter your JBoss home directory [C:/Program Files/jboss-4.0.5.GA] [input] Enter the project name [myproject] helloworld [input] Is this project deployed as an EAR (with EJB components) or a WAR (with no EJB support) [ear] (ear,war,) [input] Enter the Java package name for your session beans [com.mydomain.helloworld] org.jboss.helloworld [input] Enter the Java package name for your entity beans [org.jboss.helloworld] [input] Enter the Java package name for your test cases [org.jboss.helloworld.test] [input] What kind of database are you using? [hsql] (hsql,mysql,oracle,postgres,mssql,db2,sybase,) mysql [input] Enter the Hibernate dialect for your database [org.hibernate.dialect.MySQLDialect] [input] Enter the filesystem path to the JDBC driver jar [lib/hsqldb.jar] ../../mysql-connector.jar [input] Enter JDBC driver class for your database [com.mysql.jdbc.Driver] [input] Enter the JDBC URL for your database [jdbc:mysql:///test] [input] Enter database username [sa] gavin [input] Enter database password [] [input] Are you working with tables that already exist in the database? [n] (y,n,) y [input] Do you want to drop and recreate the database tables and data in import.sql each time you deploy? [n] (y,n,) n [propertyfile] Creating new property file: C:\Projects\jboss-seam\seam-gen\build.properties [echo] Installing JDBC driver jar to JBoss server [echo] Type 'seam new-project' to create the new project BUILD SUCCESSFUL Total time: 1 minute 17 seconds C:\Projects\jboss-seam>
このツールは気の利いたデフォルト値を提供します。 プロンプトに対して単に enter を押すだけで大丈夫です。
必須となる最重要な選択は、プロジェクトのEAR形式デプロイとWAR形式デプロイのどちらにするかです。 EAR プロジェクトは EJB3.0 に対応し、 Java EE 5 が必要です。 WAR プロジェクトは EJB3.0 には対応しませんがおそらく J2EE 環境にデプロイメントが可能でしょう。 WARは EAR に比べシンプルで理解しやすいパッケージです。 JBoss を ejb3 プロファイルでインストールした場合は ear を選択してください。 これ以外は war を選択してください。 ここからは、 このチュートリアルは EAR デプロイメントが選択されたと仮定しますが、 WAR デプロイメントの場合もまったく同じステップで進むことができます。
既存のデータモデルで作業をしている場合、 データベースに既にテーブルが存在していることを seam-gen に必ず知らせてください。
設定は seam-gen/build.properties に格納されていますが、 2 度目に seam setup を実行することで変更することも可能です。
以下のようにタイプすることで、Eclipse ワークスペースディレクトリに、 新規プロジェクトの生成が可能です。
seam new-project
C:\Projects\jboss-seam>seam new-project Buildfile: C:\Projects\jboss-seam\seam-gen\build.xml validate-workspace: validate-project: copy-lib: [echo] Copying project jars ... [copy] Copying 32 files to C:\Projects\helloworld\lib [copy] Copying 9 files to C:\Projects\helloworld\embedded-ejb file-copy-wtp: file-copy: [echo] Copying project resources ... [copy] Copying 12 files to C:\Projects\helloworld\resources [copy] Copying 1 file to C:\Projects\helloworld\resources [copy] Copying 5 files to C:\Projects\helloworld\view [copy] Copying 5 files to C:\Projects\helloworld [mkdir] Created dir: C:\Projects\helloworld\src new-project: [echo] A new Seam project named 'helloworld' was created in the /Users/gavin/Documents/workspace directory [echo] Type 'seam explode' and go to http://localhost:8080/helloworld [echo] Eclipse Users: Add the project into Eclipse using File > New > Project and select General > Project (not Java Project) [echo] NetBeans Users: Open the project in NetBeans BUILD SUCCESSFUL Total time: 7 seconds C:\Projects\jboss-seam>
Seam jar、依存する jar そして JDBC ドライバ jar を新しい Eclipse プロジェクトにコピーし、 Eclipse メタデータおよび Ant ビルドスクリプトに従って必要となるすべてのリソースと設定ファイル群、 facelets テンプレートファイル、 スタイルシートを生成します。 新規 -> プロジェクト... -> 一般 -> プロジェクト -> 次へ の手順でプロジェクトを追加し、 プロジェクト名 (この場合、 helloworld) を入力して、 完了 をクリックすれば、 Eclipse プロジェクトは自動的に展開された JBoss AS ディレクトリ構造にデプロイされます。 新規プロジェクトウィザードから Java プロジェクト は選択しないでください。
Eclipse のデフォルト JDK が SE 5 あるいは Java SE 6 JDK でなければ、 プロジェクト -> プロパティ -> Java コンパイラ の手順で、Java SE 5 互換の JDK を選ぶ必要があります。
別の方法として、Eclise の外部から seam explode とタイプすることでプロジェクトのデプロイが可能です。 seam explode.
welcome page を見るには、http://localhost:8080/helloworld に進んでください。 これは、テンプレート view/layout/template.xhtml を使用した facelets page, view/home.xhtml です。 Eclipse からこのページやテンプレートの編集が可能です。 そしてブラウザを更新することで即座に結果を見ることが可能です。
プロジェクトディレクトリに XML 設定ドキュメントが生成されますがびっくりしないでください。 これらのほとんどが標準 Java EE に関するもので、 1 度生成したら 2 度と見る必要のないものです。 全 Seam プロジェクトで 90% は同じものです。 (seam-gen が書けるほどですから記述が非常に簡単なドキュメントです。)
生成されたプロジェクトは3つのデータベースと永続性設定を含んでいます。 HSQLDB に対して TestNG ユニットテストを実行する場合に、 jboss-beans.xml、 persistence-test.xml、 そして import-test.sql ファイルが使用されます。 import-test.sql 中のデータベーススキーマとテストデータは、 常にテストが実行される前にデータベースにエキスポートされます。 myproject-dev-ds.xml、 persistence-dev.xml そして import-dev.sql ファイルは、 アプリケーションを開発データベースにデプロイするときに使用します。 seam-gen に既存データベースで作業しているかを伝えるかどうかによって、 スキーマはデプロイ時に自動的にエキスポートされる場合があります。 myproject-prod-ds.xml、 persistence-prod.xml そして import-prod.sql ファイルは、 本番環境データベースにアプリケーションをデプロイするときに使用します。 デプロイ時にスキーマは自動的にエキスポートされません。
従来のアクションスタイルの Web フレームワークに慣れている場合、 おそらく、どのように Java のステートレスアクションメソッドで簡単なWebページが生成することができるのだろうかと思われていると思います。 以下のように入力すると、
seam new-action
Seam はなんらかの情報を求めてきます。 そして、 プロジェクト用に新しい facelets page と Seam コンポーネントを生成します。
C:\Projects\jboss-seam>seam new-action ping Buildfile: C:\Projects\jboss-seam\seam-gen\build.xml validate-workspace: validate-project: action-input: [input] Enter the Seam component name ping [input] Enter the local interface name [Ping] [input] Enter the bean class name [PingBean] [input] Enter the action method name [ping] [input] Enter the page name [ping] setup-filters: new-action: [echo] Creating a new stateless session bean component with an action method [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello\test [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello\test [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\view [echo] Type 'seam restart' and go to http://localhost:8080/helloworld/ping.seam BUILD SUCCESSFUL Total time: 13 seconds C:\Projects\jboss-seam>
新しい Seam コンポーネントを追加したので、 展開したディレクトリのデプロイを再起動する必要があります。 seam restart と入力するか、 Eclipse 内から生成されたプロジェクト build.xml ファイル の restart ターゲットを実行することで行うことができます。 再起動を強制する別の方法は、 Eclipse の resources/META-INF/application.xml ファイルを編集することです。 アプリケーションを変更するたびに JBoss を再起動する必要はないことに留意してください。
さあ、http://localhost:8080/helloworld/ping.seam に進んで、クリックボタンを押してください。 プロジェクトの src directory ディレクトリを見れば、このアクションに隠されたコードを見ることができます。 ping() メソッドにブレークポイントを置いて、 クリックボタンを押してください。
最後に、PingTest.xml ファイルを test パッケージに配置し、 Eclipse の TestNG プラグインを使用して統合テストを実行します。 別な方法として、 seam test を使用してテストを起動するか、 生成されたビルドから test ターゲットを起動します。
次のステップは、以下のようにフォームを生成することです。
seam new-form
C:\Projects\jboss-seam>seam new-form Buildfile: C:\Projects\jboss-seam\seam-gen\build.xml validate-workspace: validate-project: action-input: [input] Enter the Seam component name hello [input] Enter the local interface name [Hello] [input] Enter the bean class name [HelloBean] [input] Enter the action method name [hello] [input] Enter the page name [hello] setup-filters: new-form: [echo] Creating a new stateful session bean component with an action method [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello\test [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\view [copy] Copying 1 file to C:\Projects\hello\src\com\hello\test [echo] Type 'seam restart' and go to http://localhost:8080/hello/hello.seam BUILD SUCCESSFUL Total time: 5 seconds C:\Projects\jboss-seam>
再びアプリケーションを再起動させ、 http://localhost:8080/helloworld/hello.seam に進みます。 生成されたコードを見てみましょう。 テストを実行します。 何か新しいフィールドをフォームと Seam コンポーネントに追加してみましょう。 (Java コードを変更したら常にデプロイを再起動することを忘れないようにしてください。)
手動でデータベースの中にテーブルを生成します。 (別のデータベースに切り替える必要がある場合はもう一度 seam setup を実行します。) ここで次のように入力します。
seam generate-entities
デプロイを再起動して、 http://localhost:8080/helloworld に進んでください。 データベースの参照、 既存オブジェクトの編集、 新しいオブジェクトの生成が可能です。 生成されたコードを見ると、 おそらくあまりに簡単なのに驚かれたと思います。 Seam はデータアクセスコードが手作業で簡単に記述できるように設計されたからです。 また seam-gen を使用して適当なことを行いたくないユーザーにも適しています。
最後に、 標準の Java EE 5 パッケージングを使用してアプリケーションをデプロイできるようにしたいと思います。 まず、 seam unexplode を実行して展開したディレクトリを削除する必要があります。 EAR をデプロイするには、 コマンドプロンプトで seam deploy を入力する、 あるいは生成されたプロジェクトの build スクリプトの deploy ターゲットを実行します。 seam undeploy または undeploy ターゲットを使うとアンデプロイができます。
デフォルトでは、アプリケーションは dev profile でデプロイされます。 EAR は persistence-dev.xml ファイルと import-dev.sql ファイルを含み、 myproject-dev-ds.xml ファイルがデプロイされます。 プロファイルは変更可能で、 以下のように入力して prod profile を使用します。
seam -Dprofile=prod deploy
アプリケーション用に新しいデプロイメントプロファイルを定義することもできます。 プロジェクトに適切な名前が付いたファイルを追加します — 例えば、 persistence-staging.xml、 import-staging.sql と myproject-staging-ds.xml などです。 -Dprofile=staging を使ってプロファイルの名前を選択します。
展開されたディレクトリで Seam アプリケーションをデプロイする場合、 開発時になんらかの増分ホットデプロイのサポートを受けるでしょう。 components.xml に以下の行を追加することで、 Seam と Facelets の両方でデバッグモードを有効にする必要があります。
<core:init debug="true"/>
以下のファイルは、 Webアプリケーションを完全に再起動することなく置き換えがされるかもしれません。
facelets ページ
pages.xml ファイル
ただし、 いずれかの Java コードを変更する必要がある場合は、 アプリケーションを完全に再起動する必要があります。 (JBoss では、 トップレベルのデプロイメント記述子に手を入れることで行えるでしょう。 EAR デプロイメントなら application.xml、 WAR デプロイメントなら web.xml です。)
しかし、 早いペースの編集/コンパイル/テストのサイクルを望むならば、 Seam は JavaBean コンポーネントの増分再デプロイメントをサポートしています。 この機能を有効にするためには、 JavaBean コンポーネントを WEB-INF/dev ディレクトリにデプロイする必要があります。 その結果、コンポーネントは WAR あるいは EAR クラスローダではなく、 特殊な Seam クラスローダによってロードされるようになります。
以下の制約を知っている必要があります。
コンポーネントは JavaBean コンポーネントでなければならず、 EJB3 Bean は不可です。 (この制約は修正中です。)
エンティティはホットデプロイできません。
components.xml でデプロイされたコンポーネントはホットデプロイできない場合があります。
ホットデプロイ可能なコンポーネントは、 WEB-INF/dev の外部にデプロイされたクラスからは見えません。
Seam デバックモードを有効にしなければなりません。
seam-gen を使用して WAR プロジェクトを生成する場合、 増分ホットデプロイメントは、src/action ソースディレクトリにあるクラスにそのまま使用可能です。 しかしならが、 seam-gen は EAR プロジェクトに対する増分ホットデプロイに対応していません。