このチュートリアルでは、 JBoss AS 4.0.5 がダウンロードされ、 EJB 3.0 プロファイルがインストールされたものとして話を進めます。 (JBoss AS インストールを使用して) また、Seam のコピーもダウンロードして、 作業ディレクトリに展開されているものとします。
各 Seam サンプルのディレクトリーは、以下の要領で構成されています。
Web ページ、イメージあるいはスタイルシートは、 examples/registration/view にあります。
配備記述子やデータインポートスクリプトなどのリソースは、 examples/registration/resources にあります。
Java ソースコードは、 examples/registration/src にあります。
Ant ビルドスクリプトは、 examples/registration/build.xml にあります。
最初に、$ANT_HOME と $JAVA_HOME が正しく設定され、 Ant が正しくインストールされたことを確認してください。 次に、Seam をインストールしたルートフォルダにある build.properties ファイルに JBoss AS 4.0.5 のロケーションを設定してください。 まだ起動していなければ、 JBoss のルートディレクトリから bin/run.sh もしくは、bin/run.bat とタイプして JBoss アプリケーションサーバを起動してください。
さあ、examples/registration ディレクトリから、 ant deploy とタイプしてサンプルのビルド、デプロイを行いましょう。
ブラウザから、 http://localhost:8080/seam-registration/ に、 アクセスしてみましょう。
最初に、$ANT_HOME と $JAVA_HOME が正しく設定され、 Ant が正しくインストールされたことを確認してください。 次に、Seam をインストールしたルートフォルダにある build.properties ファイルに Tomcat 5.5 のロケーションを設定してください。
さあ、examples/registration ディレクトリから、 ant deploy とタイプしてサンプルのビルド、デプロイを行いましょう。
最後に、Tomcat を起動してください。
ブラウザから、 http://localhost:8080/jboss-seam-registration/ にアクセスしてみましょう。
サンプルを Tomcat にデプロイした場合、 EJB3 コンポーネントは、JBoss 組み込み EJB3 コンテナ (完全なスタンドアローン EJB コンテナ環境) 内部で作動します。
ユーザ登録サンプルは、データベースに新規ユーザの、ユーザ名、実名、パスワードをデータベースに保存できる、簡単なアプリケーションです。 このサンプルは、Seam のイケテル機能の全てを見せることはできませんが、 JSF アクションリスナとして EJB3 セッション Bean を使用する方法や、 基本的な Seam の設定方法を見せてくれます。
EJB 3.0 には、まだ不慣れであると思いますが、あせらずにいきましょう。
最初のページは 3 つの入力フィールドを持つ基本的なフォームを表示します。 試しに、項目を入力してフォームをサブミットしてください。 これでユーザオブジェクトはデータベースに保存されます。
このサンプルは、2 つの JSP ページ、1 つのエンティティ Bean と、1 つのステートレスセッション Bean で実装されています。
基本から始めるために、コードを見てみましょう。
ユーザデータのために、EJBエンティティ Beanが必要です。 このクラスでは、アノテーションによって 永続性 と バリデーション (データ妥当性検証) を、宣言的に定義しています。 Seam コンポーネントとしてのクラスを定義するために、別にいくつかのアノテーションも必要です。
例 1.1.
@Entity (1) @Name("user") (2) @Scope(SESSION) (3) @Table(name="users") (4) public class User implements Serializable { private static final long serialVersionUID = 1881413500711441951L; private String username; (5) private String password; private String name; public User(String name, String password, String username) { this.name = name; this.password = password; this.username = username; } public User() {} (6) @NotNull @Length(min=5, max=15) (7) public String getPassword() { return password; } public void setPassword(String password) { this.password = password; } @NotNull public String getName() { return name; } public void setName(String name) { this.name = name; } @Id @NotNull @Length(min=5, max=15) (8) public String getUsername() { return username; } public void setUsername(String username) { this.username = username; } }
(1) | EJB3 標準 @Entity アノテーションは、 User クラスがエンティティ Bean であることを示しています。 |
(2) | Seam コンポーネントは、 @Name アノテーションで指定される コンポーネント名 が必要です。 この名前は Seam アプリケーション中でユニークである必要があります。 JSF が Seam に Seam コンポーネント名と同じコンテキスト変数の解決を求める時に、 コンテキスト変数がそのとき未定義 (null) であれば、 Seam は、インスタンスを生成し、 新しいインスタンスをコンテキスト変数にバインドします。 このサンプルでは、 JSF が初めて、user という変数と出会うときに、 Seam は、User をインスタンス化します。 |
(3) | Seam がインスタンスを生成する時には、 必ずコンポーネントの デフォルトコンテキスト にあるコンテキスト変数に、 新しいインスタンスをバインドします。 デフォルトコンテキストは、 @Scope アノテーションを使用して定義されます。 User Bean は、セッションスコープのコンポーネントです。 |
(4) | EJB 標準 @Table アノテーションは、 User クラスが users テーブルにマッピングされることを示しています。 |
(5) | name、password そして、 username は、 エンティティ Bean の永続属性です。 すべての永続属性には、アクセスメソッドが定義されています。 これらは、JSF がレスポンスのレンダリングフェーズおよびモデル値の更新フェーズで必要となります。 |
(6) | 空コンストラクタは、EJB と Seam の両方の仕様から必要となります。 |
(7) | @NotNull と @Length アノテーションは、 Hibernate バリデータ (データ妥当性検証) フレームワークの一部です。 Seam は、 Hibernate のバリデータと統合されており、データの妥当性検証に利用できます。 (永続性として Hiberenate を使用しなくても) |
(8) | EJB 標準 @Id アノテーションは、 エンティティ Bean の主キーであることを示しています。 |
このサンプルで、もっとも注目してほしい重要なものは、 @Name と @Scope アノテーションです。 このアノテーションは、このクラスが Seam コンポーネントであることを規定しています。
User クラスのプロパティは、直接JSFコンポーネントにバインドされ、 モデル値の変更フェーズの間に、JSFによって生成されたことが以降の説明からわかります。 JSP ページとエンティティ Bean のドメインモデルとの間で、 行き来するデータをコピーするために、 退屈な接着コード (glue code) は不要です。
しかし、エンティティ Bean は、トランザクション管理やデータベースアクセスをすべきではありません。 従って、このコンポーネントを JSF のアクションリスナとして使用できません。 これが、セッション Bean が必要な理由です。
ほとんどの Seam アプリケーションは、セッション Bean を JSF アクションリスナとして使用します。 (好みに応じて JavaBean を使うことも可能)
このアプリケーションには、たった 1 つの JSF アクションしかなく、 1 つのセッション Bean のメソッドは、それにリンクしています。 このサンプルでは、ステートレスセッション Bean を使用しています。 なぜなら、アクションに関連するすべての状態は、User Bean によって保持されているからです。
サンプルの中で、これだけが本当に興味深いコードです。
例 1.2.
@Stateless (1) @Name("register") public class RegisterAction implements Register { @In (2) private User user; @PersistenceContext (3) private EntityManager em; @Logger (4) private Log log; public String register() (5) { List existing = em.createQuery( "select username from User where username=#{user.username}") (6) .getResultList(); if (existing.size()==0) { em.persist(user); log.info("Registered new user #{user.username}"); (7) return "/registered.jsp"; (8) } else { FacesMessages.instance().add("User #{user.username} already exists"); (9) return null; } } }
(1) | EJB 標準 @Stateless アノテーションは、 このクラスをステートレスセッション Bean としてマークしています。 |
(2) | @In アノテーションは、 Seam によってインジェクトされる Bean の属性としてマークしています。 ここで、この属性は、user (インスタンス変数名) という名前のコンテキスト変数からインジェクトされます。 |
(3) | EJB 標準 @PersistenceContext アノテーションは、 EJB3 エンティティ Entity Manager にインジェクトするために使用されます。 |
(4) | Seam @Logger アノテーションは、 コンポーネントの Log インスタンスをインジェクトするために使用されています。 |
(5) | アクションリスナメソッドは、データベースとやり取りするために、 標準 EJB3 EntityManager API を使用し、JSF 結果 (outcome) を返します。 これはセッション Bean なので、 register() メソッドが呼ばれたときに、 トランザクションは自動的に開始され、終了したときにコミットされることに留意してください。 |
(6) | Seam は、 EJB-QL の中で JSF EL 式の使用を可能にすることに留意してください。 こっそりと、普通の JPA setParameter() の結果は、 標準 JPA Query オブジェクトを呼び出します。 いけていると思いませんか? |
(7) | Log API は、テンプレート化されたログメッセージを容易に表示可能です。 |
(8) | JSF アクションリスナメソッドは、次にどのページを表示するかを決定するストリング値の結果 (outcome) を返します。 null 結果 (outcome) (あるいは、void アクションリスナメソッド) は、 前のページを再表示します。 普通の JSF では、 結果 (outcome) から JSF view id を決定するために、 常に JSF ナビゲーション規則 を使用することが普通です。 複雑なアプリケーションにとって、この間接的命令は、実用的な良い慣行です。 しかし、このようなとても簡単なサンプルのために、 Seam は、結果 (outcome) として JSF view id の使用を可能とし、 ナビゲーション規則の必要性を取り除きました。 結果 (outcome) として view id を使用する場合、 Seam は、常にブラウザリダイレクトを行うことに留意してください。 |
(9) | Seam は、共通な問題の解決を支援するために多くの 組み込みコンポーネントを提供しています。 FacesMessages コンポーネントは、 テンプレート化されたエラーや成功メッセージを容易に表示可能です。 組み込み Seam コンポーネントは、 インジェクションあるいは、instance() メソッド呼び出しによって取得可能です。 |
ここで、@Scope を明示的に指定していないことに留意してください。 各 Seam コンポーネントタイプは、明示的にスコープが指定されない場合、 デフォルトのスコープが適用されます。 ステートレスセッション Bean のデフォルトスコープは、ステートレスコンテキストです。 実際、すべてのステートレスセッション Bean は、 ステートレスコンテキストに属します。
このセッション Bean のアクションリスナは、この小さなアプリケーションのために、 ビジネスロジックと永続ロジックを提供しています。 さらに複雑なアプリケーションでは、 コードを階層化し永続ロジックが専門のデータアクセスコンポーネントとなるようにリファクタリングする必要があるかもしれません。 これをするのは簡単ですが、 Seam は、アプリケーションの階層化のために特殊な方法を強要していないことに留意してください。
さらに、このセッション Bean は、 WEB リクエスト (例えば、User オブジェクト中のフォームの値) に関連するコンテキストにアクセスすると同時に、 トランザクションリソース (EntityManager オブジェクト) で保持される状態にもアクセスすることに注目してください。 これは古典的な J2EE アーキテクチャからの新たな始まりです。 もし、典型的な J2EE の階層化がお好みであれば、 Seam アプリケーションでも実装は可能です。 しかし、多くのアプリケーションにとって、それが有用なわけではありません。
当然、セッション Bean には、ローカルインタフェースが必要です。
Javaコードは以上です。続いて配備記述子です。
既に多くの Java フレームワークを使用した経験があれば、 プロジェクトが経過するにつれて、 ますます管理し難くなるある種の XML ファイルにすべてのコンポーネントクラス定義を宣言することに慣れているかもしれません。 あなたは、 Seam がアプリケーションコンポーネント XML を伴う必要がないことを知るとほっとするでしょう。 大部分の Seam アプリケーションは、ほんの少しの XML だけが必要です。 それは、プロジェクトが大きくなってもほとんど大きくなりません。
それにもかかわらず、ある コンポーネントの ある 外部設定の規定が可能であることは、 多くの場合、有用です。 (特に、Seam に組み込まれたコンポーネント) ここで、2 つの選択があります。 しかし、最も柔軟性のある選択は、 WEB-INF ディレクトリに位置する components.xml と呼ばれるファイルに設定を規定することです。 Seam に、JNDI で EJB コンポーネントの見つけ方を指示するためには、components.xml ファイルを使用します。
例 1.4.
<components xmlns="http://jboss.com/products/seam/components" xmlns:core="http://jboss.com/products/seam/core"> <core:init jndi-pattern="@jndiPattern@"/> </components>
このコードは、org.jboss.seam.core.init という名前の Seam コンポーネントの jndiPattern という名前のプロパティを設定します。
この小さなアプリケーションのプレゼンテーション層はWARにデプロイされます。 従って、WEB 配備記述子が必要です。
例 1.5.
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <web-app version="2.5" xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_2_5.xsd"> <!-- Seam --> <listener> <listener-class>org.jboss.seam.servlet.SeamListener</listener-class> </listener> <!-- MyFaces --> <listener> <listener-class> org.apache.myfaces.webapp.StartupServletContextListener </listener-class> </listener> <context-param> <param-name>javax.faces.STATE_SAVING_METHOD</param-name> <param-value>client</param-value> </context-param> <servlet> <servlet-name>Faces Servlet</servlet-name> <servlet-class>javax.faces.webapp.FacesServlet</servlet-class> <load-on-startup>1</load-on-startup> </servlet> <!-- Faces Servlet Mapping --> <servlet-mapping> <servlet-name>Faces Servlet</servlet-name> <url-pattern>*.seam</url-pattern> </servlet-mapping> </web-app>
この web.xml ファイルは、Seam と MyFaces を設定します。 ここで見る設定は、Seam アプリケーションではいつも同じです。
すべての Seam アプリケーションはプレゼンテーション層として JSF ビューを使用します。 従って、faces-config.xml が必要です。
例 1.6.
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE faces-config PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD JavaServer Faces Config 1.0//EN" "http://java.sun.com/dtd/web-facesconfig_1_0.dtd"> <faces-config> <!-- A phase listener is needed by all Seam applications --> <lifecycle> <phase-listener>org.jboss.seam.jsf.SeamPhaseListener</phase-listener> </lifecycle> </faces-config>
faces-config.xml ファイルは、Seam を JSF に統合します。 JSF 管理 Bean 宣言が不要なことに留意してください。 JSF 管理 Bean は、Seam コンポーネントです。 普通の JSF アプリケーションと比較すると、 Seam アプリケーションは、faces-config.xml をほとんど使用しません。
実際、基本的な記述子の設定だけあれば、 新しい機能を Seam アプリケーションに追加するときに必要となる XML は、 ナビゲーション規則とたぶんjBPM プロセス定義 だけです。 Seam は、XML に記された プロセスフロー と 設定データからビューを取得します。
この簡単なサンプルでは、 view id をアクションコードに埋め込んだため、 ナビゲーション規則さえ不要です。
ejb-jar.xml ファイルは、 アーカイブ中のすべてのセッション Bean に SeamInterceptor を付加することによって EJB3 と統合します。
<ejb-jar xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/ejb-jar_3_0.xsd" version="3.0"> <interceptors> <interceptor> <interceptor-class>org.jboss.seam.ejb.SeamInterceptor</interceptor-class> </interceptor> </interceptors> <assembly-descriptor> <interceptor-binding> <ejb-name>*</ejb-name> <interceptor-class>org.jboss.seam.ejb.SeamInterceptor</interceptor-class> </interceptor-binding> </assembly-descriptor> </ejb-jar>
persistence.xml ファイルは、EJB 永続プロバイダに、 データソースの場所を指示します。また、ベンダー特有の設定を含んでいます。 このサンプルでは起動時に自動スキーマエキスポートを可能としています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <persistence xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/persistence" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/persistence http://java.sun.com/xml/ns/persistence/persistence_1_0.xsd" version="1.0"> <persistence-unit name="userDatabase"> <provider>org.hibernate.ejb.HibernatePersistence</provider> <jta-data-source>java:/DefaultDS</jta-data-source> <properties> <property name="hibernate.hbm2ddl.auto" value="create-drop"/> </properties> </persistence-unit> </persistence>
Seam アプリケーションのビューページは、 JSF をサポートする多くの技術を使用して実装されています。 JSP は多くの開発者にとって知られていること、ここでは最小限の要件しかないため、 このサンプルでは、JSP を使用しています。 (でも、私たち (JBoss) のアドバイスを受ければ、アプリケーションで Facelet を使うことも可能)
例 1.7.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h" %> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f" %> <%@ taglib uri="http://jboss.com/products/seam/taglib" prefix="s" %> <html> <head> <title>Register New User</title> </head> <body> <f:view> <h:form> <table border="0"> <s:validateAll> <tr> <td>Username</td> <td><h:inputText value="#{user.username}"/></td> </tr> <tr> <td>Real Name</td> <td><h:inputText value="#{user.name}"/></td> </tr> <tr> <td>Password</td> <td><h:inputSecret value="#{user.password}"/></td> </tr> </s:validateAll> </table> <h:messages/> <h:commandButton type="submit" value="Register" action="#{register.register}"/> </h:form> </f:view> </body> </html>
この JSF コンポーネントは、JSF に入力フィールドのデータ整合性検証を指示しています。 データ整合性検証は、エンティティ Bean にHibernate バリデーションアノテーションで指定されます。
例 1.8.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h" %> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f" %> <html> <head> <title>Successfully Registered New User</title> </head> <body> <f:view> Welcome, <h:outputText value="#{user.name}"/>, you are successfully registered as <h:outputText value="#{user.username}"/>. </f:view> </body> </html>
これは、標準 JSF コンポーネントを使用した退屈な古い JSP ページです。 Seam 独特のものはここにありません。
最後に、EARとして アプリケーションがデプロイされるために、配備記述子も必要です。
例 1.9.
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <application xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/application_5.xsd" version="5"> <display-name>Seam Registration</display-name> <module> <web> <web-uri>jboss-seam-registration.war</web-uri> <context-root>/seam-registration</context-root> </web> </module> <module> <ejb>jboss-seam-registration.jar</ejb> </module> <module> <java>jboss-seam.jar</java> </module> <module> <java>el-api.jar</java> </module> <module> <java>el-ri.jar</java> </module> </application>
この配備記述子はエンタープライズアーカイブのモジュールとリンクし、 WEBアプリケーションをコンテキストルート /seam-registration にバインドします。
エンタープライズアプリケーション中のすべてのファイルを見終わりました。
フォームがサブミットされたとき、 JSF は、Seam に user という名前の変数を解決するよう要求します。 その名前にバインドされた値が存在しないため (どの Seam コンテキストにも)、 Seam は、user コンポーネントをインスタンス化し、 それを Seam セッションコンテキストに保管した後に、 User エンティティ Bean インスタンスを JSF に返します。
フォームの入力値は、 User エンティティで指定された Hibernate バリデータ制約に対応したデータ整合性検証されます。 制約に違反した場合、 JSF は、ページを再表示します。 そうでない場合、 JSF は、フォームの入力値を User エンティティ Bean のプロパティにバインドします。
次に、JSF は Seam に変数名 register の解決を要求します。 Seam は、ステートレスコンテキスト中の RegisterAction ステートレスセッション Bean を見つけ、 それを返します。 JSF は、register() アクションリスナメソッドを呼び出します。
Seam は、メソッド呼び出しをインターセプトし、呼び出しが進む前に、 Seam セッションコンテキストから User エンティティをインジェクトします。
register() メソッドは、 入力されたユーザ名が既に存在するかどうかを調べます。 存在した場合、エラーメッセージは、 FacesMessages コンポーネントにキューイングされ、 そして、null 結果 (outcome) が返され、ページが再表示されます。 FacesMessages コンポーネントは、 メッセージストリングに組み込まれた JSF 式を補完し、 view に JSF FacesMessage を追加します。
そのユーザ名のユーザが存在しない場合、 registered.jsp ページにブラウザリダイレクトする "/registered.jsp" 結果 (outcome) を発生させます。 JSF ページをレンダリングするとき、 Seam に、user という名前の変数の解決を要求し、 Seam のセッションスコープから返された User エンティティのプロパティ値を使用します。
データベースの検索結果をクリック可能リストとすることは、 多くのオンラインアプリケーションにおいてたいへん重要な部分です。 Seam は、EJB-QL またHQL を使用したデータクエリーと、 JSF <h:dataTable> を使用したクリック可能なリストにそれを表示することを容易にするために、 JSF 上に特別な機能を提供します。 この掲示板サンプルは、この機能を実演しています。
この掲示板サンプルは、 1 つのエンティティ Bean である Message、 1 つのセッション Bean である MessageListBean、 そして 1 つの JSP から構成されています。
Message エンティティ Bean は、 タイトル、テキスト、掲示メッセージの日付と時間、 そして、メッセージが既読か否かを示すフラグを定義しています。
例 1.10.
@Entity @Name("message") @Scope(EVENT) public class Message implements Serializable { private Long id; private String title; private String text; private boolean read; private Date datetime; @Id @GeneratedValue public Long getId() { return id; } public void setId(Long id) { this.id = id; } @NotNull @Length(max=100) public String getTitle() { return title; } public void setTitle(String title) { this.title = title; } @NotNull @Lob public String getText() { return text; } public void setText(String text) { this.text = text; } @NotNull public boolean isRead() { return read; } public void setRead(boolean read) { this.read = read; } @NotNull @Basic @Temporal(TemporalType.TIMESTAMP) public Date getDatetime() { return datetime; } public void setDatetime(Date datetime) { this.datetime = datetime; } }
前述のサンプル同様、 1 つのセッション Bean MessageManagerBean があります。 それは、フォームにある 2 つのボタンに対応するアクションリスナメソッドを定義しています。 ボタンの 1 つは、リストからメッセージを選択し、 もう 1 つのボタンは、メッセージを削除します。 この点において、前述のサンプルと大きな違いはありません。
しかし、 初めて掲示板ページに画面遷移するとき、 MessageManagerBean は、メッセージ一覧の取得も行います。 ユーザが画面を遷移させる方法はさまざまありますが、 これらのすべてが JSF アクションによって進められるわけではありません — 例えば、 ユーザがそのページをブックマークしているかもしれません。 従って、メッセージリストを取得する作業は、 アクションリスナメソッドの代わりに、 Seam factory method で行われます。
メッセージのリストをサーバリクエストにまたがってメモリにキャッシュしたいので、 ステートフルセッション Bean でこれを行います。
例 1.11.
@Stateful @Scope(SESSION) @Name("messageManager") public class MessageManagerBean implements Serializable, MessageManager { @DataModel (1) private List<Message> messageList; @DataModelSelection (2) @Out(required=false) (3) private Message message; @PersistenceContext(type=EXTENDED) (4) private EntityManager em; @Factory("messageList") (5) public void findMessages() { messageList = em.createQuery("from Message msg order by msg.datetime desc").getResultList(); } public void select() (6) { message.setRead(true); } public void delete() (7) { messageList.remove(message); em.remove(message); message=null; } @Remove @Destroy (8) public void destroy() {} }
(1) | @DataModel アノテーションは、 java.util.List タイプの属性を、 javax.faces.model.DataModel インスタンスとして JSF ページに公開します。 これは、各行に対してクリック可能なリンクを持つ JSF <h:dataTable> 中のリストを使用可能とします。 このサンプルでは、 DataModel は、 messageList という名前のセッションコンテキスト中で利用可能になります。 |
(2) | @DataModelSelection アノテーションは、 Seam にクリックされたリンクと関連した List 要素をインジェクトするよう指示しています。 |
(3) | @Outアノテーションは、次に選択された値を直接ページに公開します。 従って、クリック可能リストの行が選択されるたびに、 Message は、ステートフル Bean の属性にインジェクションされ、 続いて message という名前のイベントコンテキスト変数にアウトジェクションされます。 |
(4) | このステートフル Bean は、EJB3 拡張永続コンテキスト を持っています。 この Bean が存在する限り、 クエリー検索された messages は、管理された状態に保持されます。 従って、 それに続くステートフル Bean へのメソッド呼び出しは、 明示的に EntityManager を呼び出すことなく、 それらの更新が可能です。 |
(5) | 初めて JSP ページに画面遷移するとき、 messageList コンテキスト変数中に値を持っていません。 @Factory アノテーションは、Seam に MessageManagerBean インスタンスの生成を指示し、 初期値を設定するために findMessages() メソッドを呼び出します。 findMessages() を messages の ファクトリーメソッドと呼びます。 |
(6) | select() アクションリスナメソッドは、 選択された Messageに 既読 マークを付け、 データベース中のそれを更新します。 |
(7) | delete() アクションリスナメソッドは、 選択された Message をデータベースから削除します。 |
(8) | すべてのステートフルセッション Bean の Seam コンポーネントは、 @Remove @Destroy とマークされたメソッドを持つことが 必須 です。 これにより、Seam コンテキストが終わり、サーバサイドのあらゆる状態をクリーンアップするときに、 Seam は、確実にステートフル Bean の削除を行います。 |
これがセッションスコープの Seam コンポーネントであることに留意してください。 ユーザログインセッションと関連しログインセッションからのすべてのリクエストは、 同じコンポーネントのインスタンスを共有します。 (Seam アプリケーションでは、セッションスコープのコンポーネントは控えめに使用してください。)
もちろん、すべてのセッション Bean はインタフェースを持ちます。
@Local public interface MessageManager { public void findMessages(); public void select(); public void delete(); public void destroy(); }
ここからは、サンプルコード中のローカルインタフェースの掲載を省略します。
components.xml、persistence.xml、 web.xml、ejb-jar.xml、faces-config.xml、 そして application.xml は、前述までのサンプルとほぼ同じなので、スキップして JSP に進みましょう。
このJSPページは JSF <h:dataTable> コンポーネントを使用した簡単なものです。 Seam として特別なものはありません。
例 1.12.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h" %> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f" %> <html> <head> <title>Messages</title> </head> <body> <f:view> <h:form> <h2>Message List</h2> <h:outputText value="No messages to display" rendered="#{messageList.rowCount==0}"/> <h:dataTable var="msg" value="#{messageList}" rendered="#{messageList.rowCount>0}"> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Read"/> </f:facet> <h:selectBooleanCheckbox value="#{msg.read}" disabled="true"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Title"/> </f:facet> <h:commandLink value="#{msg.title}" action="#{messageManager.select}"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Date/Time"/> </f:facet> <h:outputText value="#{msg.datetime}"> <f:convertDateTime type="both" dateStyle="medium" timeStyle="short"/> </h:outputText> </h:column> <h:column> <h:commandButton value="Delete" action="#{messageManager.delete}"/> </h:column> </h:dataTable> <h3><h:outputText value="#{message.title}"/></h3> <div><h:outputText value="#{message.text}"/></div> </h:form> </f:view> </body> </html>
最初に、 messages.jsp ページに画面遷移させるとき、 JSF ポストバック (faces リクエスト) でも、 ブラウザからの直接的な GET リクエスト (non-faces リクエスト) でも、 ページは、messageList コンテキスト変数を解決しようと試みます。 このコンテキスト変数は、初期化されていないため、 Seam は、ファクトリーメソッド findMessages()を呼び出します。 それは、データベースにクエリー発行や、 アウトジェクト (outject) された DataModel の結果取得を行います。 この DataModel は、 <h:dataTable> をレンダリングするために必要な行データを提供します。
ユーザが <h:commandLink> をクリックしたとき、 JSF は、select() アクションリスナを呼び出します。 Seam は、この呼び出しをインターセプトし、 選択された行データを messageManager コンポーネントの message 属性にインジェクトします。 選択された Message を既読にマークし、アクションリスナは実行されます。 呼び出しの終わりに、 Seam は、選択された Message を message という名前のコンテキスト変数にアウトジェクトします。 次に、EJB コンテナは、トランザクションをコミットし、 Message の変更は、データベースにフラッシュされます。 最後に、このページは、再レンダリングされ、 メッセージリストの再表示とその下に選択されたメッセージ表示を行います。
ユーザが <h:commandButton> をクリックしたとき、 JSF は、delete() アクションリスナを呼び出します。 Seam は、この呼び出しをインターセプトし、 選択された行データを messageList コンポーネントの message 属性にインジェクトします。 選択された Message がリストから削除され、 EntityManager の remove() が呼ばれるとき、 アクションリスナは、実行します。 呼び出しの終わりに、 Seam は、messageList コンテキスト変数を更新し、 message という名前のコンテキスト変数をクリアします。 EJB コ ンテナは、トランザクションをコミットし、 データベースから Message を削除します。 最後に、このページは、再レンダリングされ、メッセージリストを再表示します。
jBPM は、ワークフローやタスク管理の優れた機能を提供します。 どのように jBPM が Seam と統合されているかを知るために、 簡単な To-Do リストアプリケーションをお見せしましょう。 タスクのリストを管理することは、jBPM の中心的な機能であるため、 このサンプルには Java コードがほとんどありません。
このサンプルの中心は、jBPM のプロセス定義です。 2 つの JSP と 2 つのちょっとした JavaBean もあります。 (データベースアクセスやトランザクション特性がないので、 セッション Bean を使用する理由はありません。) それではプロセス定義から始めましょう。
例 1.13.
<process-definition name="todo"> <start-state name="start"> (1) <transition to="todo"/> </start-state> <task-node name="todo"> (2) <task name="todo" description="#{todoList.description}"> (3) <assignment actor-id="#{actor.id}"/> (4) </task> <transition to="done"/> </task-node> <end-state name="done"/> (5) </process-definition>
(1) | <start-state> ノードはプロセスの論理的な開始を表します。 プロセスが開始したとき、 それはすぐに todo に遷移します。 |
(2) | <task-node> ノードは、待ち状態 を表します。 ここで、1 つ以上のタスクが行われるのを待つために、 ビジネスプロセスの実行は、休止します。 |
(3) | <task> 要素は、ユーザによって実行されるタスクを定義します。 このノードには、1 つのタスクしか定義されていないので、 それが完了したとき、 実行は、再開され終了状態に遷移します。 このタスクは、 todoList という名前の Seam コンポーネント (JavaBean の 一種) から description を取得します。 |
(4) | タスクが生成されたとき、タスクにはユーザあるいはユーザグループを割り当てる必要があります。 このサンプルでは、タスクは、現在のユーザに割り当てられています。 それは、actor という名前の組み込み Seam コンポーネントから取得します。 どのような Seam コンポーネントもタスク割り当てを実行するために使用される可能性があります。 |
(5) | <end-state>ノードは、ビジネスプロセスの論理的な終了を定義します。 実行がこのノードに到達したとき、 プロセスインスタンスは、破棄されます。 |
JBossIDE に提供されたプロセス定義エディタを使用してプロセス定義を見た場合、 以下のようになります。
このドキュメントは、ノードのグラフとして ビジネスプロセス を定義します。 これはささいな現実にあり得るビジネスプロセスです。 実行されなければならない タスク は、1 つだけです。 タスクが完了したとき ビジネスプロセスは終了します。
最初の JavaBean は、ログイン画面 login.jsp を扱います。 その仕事は、actor コンポーネントを使用して jBPM actor id を初期化するだけです。 (実際のアプリケーションでは、ユーザ認証も必要です。)
例 1.14.
@Name("login") public class Login { @In private Actor actor; private String user; public String getUser() { return user; } public void setUser(String user) { this.user = user; } public String login() { actor.setId(user); return "/todo.jsp"; } }
ここでは、組み込み Actor コンポーネントをインジェクトするために、 @In を使用しているのがわかります。
次のJSPは取るに足らないものです。
例 1.15.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h"%> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f"%> <html> <head> <title>Login</title> </head> <body> <h1>Login</h1> <f:view> <h:form> <div> <h:inputText value="#{login.user}"/> <h:commandButton value="Login" action="#{login.login}"/> </div> </h:form> </f:view> </body> </html>
2 つめの JavaBean は、ビジネスプロセスインスタンスの開始とタスクの終了を担当します。
例 1.16.
@Name("todoList") public class TodoList { private String description; public String getDescription() (1) { return description; } public void setDescription(String description) { this.description = description; } @CreateProcess(definition="todo") (2) public void createTodo() {} @StartTask @EndTask (3) public void done() {} }
(1) | description プロパティは、JSP ページからユーザ入力を受け取り、 タスク内容が設定されるように、それをプロセス定義に公開します。 |
(2) | Seam @CreateProcess アノテーションは、名前付きプロセス定義のために jBPM プロセスインスタンスを生成します。 |
(3) | Seam @StartTask アノテーションは、タスク上で作業を開始します。 @EndTask は、タスクを終了し、ビジネスプロセスの再開を可能にします。 |
より現実的なサンプルでは、 @StartTask と @EndTask は同じメソッドの上には登場しません。 なぜなら、通常、タスクを完了するために、アプリケーションを使用して行われる仕事があるからです。
最後に、このアプリケーションのポイントは todo.jsp にあります。
例 1.17.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h" %> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f" %> <%@ taglib uri="http://jboss.com/products/seam/taglib" prefix="s" %> <html> <head> <title>Todo List</title> </head> <body> <h1>Todo List</h1> <f:view> <h:form id="list"> <div> <h:outputText value="There are no todo items." rendered="#{empty taskInstanceList}"/> <h:dataTable value="#{taskInstanceList}" var="task" rendered="#{not empty taskInstanceList}"> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Description"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.description}"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Created"/> </f:facet> <h:outputText value="#{task.taskMgmtInstance.processInstance.start}"> <f:convertDateTime type="date"/> </h:outputText> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Priority"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.priority}" style="width: 30"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Due Date"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.dueDate}" style="width: 100"> <f:convertDateTime type="date" dateStyle="short"/> </h:inputText> </h:column> <h:column> <s:button value="Done" action="#{todoList.done}" taskInstance="#{task}"/> </h:column> </h:dataTable> </div> <div> <h:messages/> </div> <div> <h:commandButton value="Update Items" action="update"/> </div> </h:form> <h:form id="new"> <div> <h:inputText value="#{todoList.description}"/> <h:commandButton value="Create New Item" action="#{todoList.createTodo}"/> </div> </h:form> </f:view> </body> </html>
1 つずつ取り出しましょう。
ページはタスクリストをレンダリングしています。 これは、taskInstanceList と呼ばれる Seam 組み込みコンポーネントから取得します。 このリストはJSFフォームの中に定義されています。
<h:form id="list"> <div> <h:outputText value="There are no todo items." rendered="#{empty taskInstanceList}"/> <h:dataTable value="#{taskInstanceList}" var="task" rendered="#{not empty taskInstanceList}"> ... </h:dataTable> </div> </h:form>
リストの各要素は jBPM クラス TaskInstance のインスタンスです。 以下のコードは単に、リスト中の各タスクの興味深いプロパティを表示しています。 記述内容、 優先順や、 納期の値については、 ユーザーがこれらの値を更新できるよう入力コントロールを使用します。
<h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Description"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.description}"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Created"/> </f:facet> <h:outputText value="#{task.taskMgmtInstance.processInstance.start}"> <f:convertDateTime type="date"/> </h:outputText> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Priority"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.priority}" style="width: 30"/> </h:column> <h:column> <f:facet name="header"> <h:outputText value="Due Date"/> </f:facet> <h:inputText value="#{task.dueDate}" style="width: 100"> <f:convertDateTime type="date" dateStyle="short"/> </h:inputText> </h:column>
このボタンは、 @StartTask @EndTask アノテーション付きのアクションメソッドが呼び出されることにより終了します。 それは、task id をリクエストパラメータとして Seam に渡します。
<h:column> <s:button value="Done" action="#{todoList.done}" taskInstance="#{task}"/> </h:column>
(seam-ui.jar パッケージから、 Seam <s:button> JSF コントロールを使用していることに留意してください。)
このボタンは、 タスクのプロパティを変更するために使用されます。 フォームがサブミットされたとき、 Seam と jBPM は、タスクに対するどのような変化も永続化します。 アクションリスナメソッドは全く不要です。
<h:commandButton value="Update Items" action="update"/>
ページの 2 つ目のフォームは新しいアイテムを作成するために使用されます。 @CreateProcessアノテーション付きアクションメソッドから呼び出されることにより行われます。
<h:form id="new"> <div> <h:inputText value="#{todoList.description}"/> <h:commandButton value="Create New Item" action="#{todoList.createTodo}"/> </div> </h:form>
このサンプルには、その他いくつか必要なファイルがありますが、 それらは 標準的な jBPM や Seam の設定であり特殊なものはありません。
比較的自由な (アドホック) 画面遷移を持つ Seam アプリケーションでは、 JSF ナビゲーション規則は、ページフローを定義するのに最適な方法です。 さらに制約の多い画面遷移を持つアプリケーション、 特によりステートフルなユーザインタフェースでは、 ナビゲーション規則がシステムの流れを理解することは容易ではありません。 フローを理解するために、ビューページ、アクション、ナビゲーション規則から、フローに関する情報をかき集める必要があります。
Seam は、jPDL プロセス定義を使うことでページフロー定義を可能にします。 この簡単な数字当てゲームサンプルからどのようにこれが実現されているかがわかります。
このサンプルは 1 つのJavaBean、3 つの JSP ページ、それと jPDL プロセスフロー定義で実装されています。 ページフローから見始めましょう。
例 1.18.
<pageflow-definition name="numberGuess"> <start-page name="displayGuess" view-id="/numberGuess.jsp"> <redirect/> <transition name="guess" to="evaluateGuess"> <action expression="#{numberGuess.guess}" /> </transition> (1) </start-page> (2) (3) <decision name="evaluateGuess" expression="#{numberGuess.correctGuess}"> <transition name="true" to="win"/> <transition name="false" to="evaluateRemainingGuesses"/> </decision> (4) <decision name="evaluateRemainingGuesses" expression="#{numberGuess.lastGuess}"> <transition name="true" to="lose"/> <transition name="false" to="displayGuess"/> </decision> <page name="win" view-id="/win.jsp"> <redirect/> <end-conversation /> </page> <page name="lose" view-id="/lose.jsp"> <redirect/> <end-conversation /> </page> </pageflow-definition>
(1) | <page> 要素は、待ち状態を定義しています。 ここでは、システムは特定の JSF ビューを表示し、ユーザ入力を待っています。 view-id は普通の JSF ナビゲーション規則で使用されている JSF view id と同じものです。 ページが画面遷移するときに、 redirect 属性は、Seam に post-then-redirect の使用を指示しています。 (この結果がブラウザ URL に表示されます。) |
(2) | <transition> 要素は、JSF 結果 (outcome) に名前を付けます。 JSF アクションが結果 (outcome) を出力するとき、 transition は、トリガーされます。 jBPM transition action の呼び出しの後、 実行は、ページフローグラフの次のノードに進められます。 |
(3) | transition の <action> は、 jBPM の transitionでそれが起こることを除けば、 JSF action と同じです。 transition action は、どのような Seam コンポーネントでも呼び出すことが可能です。 |
(4) | <decision> ノードはページフローを分岐させ、 JSF EL 式を評価することによって次に実行されるノードを決定します。 |
JBossIDE ページフローエディタでのページフローは以下のようになります。
ページフローを見終わりました。 アプリケーションの残りの部分を理解することはもう簡単です。
これはアプリケーションの主要なページ numberGuess.jsp です。
例 1.19.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h"%> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f"%> <html> <head> <title>Guess a number...</title> </head> <body> <h1>Guess a number...</h1> <f:view> <h:form> <h:outputText value="Higher!" rendered="#{numberGuess.randomNumber>numberGuess.currentGuess}" /> <h:outputText value="Lower!" rendered="#{numberGuess.randomNumber<numberGuess.currentGuess}" /> <br /> I'm thinking of a number between <h:outputText value="#{numberGuess.smallest}" /> and <h:outputText value="#{numberGuess.biggest}" />. You have <h:outputText value="#{numberGuess.remainingGuesses}" /> guesses. <br /> Your guess: <h:inputText value="#{numberGuess.currentGuess}" id="guess" required="true"> <f:validateLongRange maximum="#{numberGuess.biggest}" minimum="#{numberGuess.smallest}"/> </h:inputText> <h:commandButton type="submit" value="Guess" action="guess" /> <br/> <h:message for="guess" style="color: red"/> </h:form> </f:view> </body> </html>
アクションを直接呼び出す代わりに、 どのようにコマンドボタンはguess transitionを指定しているかに着目してください。
win.jsp ページはごく普通のものです。
例 1.20.
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/html" prefix="h"%> <%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsf/core" prefix="f"%> <html> <head> <title>You won!</title> </head> <body> <h1>You won!</h1> <f:view> Yes, the answer was <h:outputText value="#{numberGuess.currentGuess}" />. It took you <h:outputText value="#{numberGuess.guessCount}" /> guesses. Would you like to <a href="numberGuess.seam">play again</a>? </f:view> </body> </html>
lose.jsp も同様です。 (コピー&ペーストができないのは困りますが) 最後は、JavaBean Seam コンポーネントです。
例 1.21.
@Name("numberGuess") @Scope(ScopeType.CONVERSATION) public class NumberGuess { private int randomNumber; private Integer currentGuess; private int biggest; private int smallest; private int guessCount; private int maxGuesses; @Create (1) @Begin(pageflow="numberGuess") (2) public void begin() { randomNumber = new Random().nextInt(100); guessCount = 0; biggest = 100; smallest = 1; } public void setCurrentGuess(Integer guess) { this.currentGuess = guess; } public Integer getCurrentGuess() { return currentGuess; } public void guess() { if (currentGuess>randomNumber) { biggest = currentGuess - 1; } if (currentGuess<randomNumber) { smallest = currentGuess + 1; } guessCount ++; } public boolean isCorrectGuess() { return currentGuess==randomNumber; } public int getBiggest() { return biggest; } public int getSmallest() { return smallest; } public int getGuessCount() { return guessCount; } public boolean isLastGuess() { return guessCount==maxGuesses; } public int getRemainingGuesses() { return maxGuesses-guessCount; } public void setMaxGuesses(int maxGuesses) { this.maxGuesses = maxGuesses; } public int getMaxGuesses() { return maxGuesses; } public int getRandomNumber() { return randomNumber; } }
(1) | 最初に、JSP ページが numberGuess コンポーネントを要求するとき、 Seam は新しいコンポーネントを生成します。 そして、@Create メソッドが呼ばれ、 コンポーネント自身の初期化が可能になります。 |
(2) | @Begin アノテーションは、 Seam の対話を開始し (詳細は後述)、 対話のページフローを使用するためのページフロー定義を指定します。 |
お分かりの通り、この Seam コンポーネントは純粋なビジネスロジックです。 ユーザインタラクションのフローについてまったく知る必要がありません。 これは本質的にコンポーネントの再利用性を向上させます。
この予約アプリケーションは以下の特徴を持つ本格的なホテルの部屋予約システムです。
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この予約アプリケーションは JSF、EJB 3.0、Seam とともにビューとして Facelet を使用しています。 JSF、Facelets、Seam、JavaBeans そして、Hibernate3 のアプリケーションの移植版もあります
このアプリケーションをある程度の期間、 いじってわかることの 1 つは、 それがとても 堅牢であることです。 戻るボタンをいじっても、 ブラウザの更新をしても、 複数のウィンドを開いても、 無意味なデータを好きなだけ入力しても、 アプリケーションをクラッシュさせることがとても困難であることがわかります。 これを達成するためにテストやバグ取りに何週間も掛かったと思われるかもしれません。 現実的にはそんなことありません。 Seam は、堅牢な WEB アプリケーションを簡単に構築できるように設計されています。 そして、これまでコーディングそのものによって得られていた堅牢性は、 Seam を使用することで自然かつ自動的に得られます。
サンプルアプリケーションのコードを見れば、 どのようにアプリケーションが動作しているか習得できます。 そして、この堅牢性の達成するために、 どのように宣言的状態管理や統合されたデータ妥当性検証が使用されているかを見ることができます。
プロジェクトの構成は以前のものと同じです。 項1.1. 「サンプルを試そう」 を参照してください。 うまくアプリケーションが起動したならば、 ブラウザから指定して http://localhost:8080/seam-booking/ をアクセスすることが可能です。
ちょうど 9 つのクラス (加えて、6 つのセッション Bean のインタフェースと 1 つのアノテーションのインタフェース) が、 このアプリケーションの実装のために使われています。 6 つのセッション Bean アクションリスナはリストに記載された特徴のためにすべてのビジネスロジックを含んでいます。
3 つのエンティティ Bean がアプリケーションの永続ドメインモデルを実装しています。
気が向いたならばソースコードを読まれることをお勧めします。 このチュートリアルでは、特定の機能 (ホテル検索、選択、予約と確認) に集中します。 ユーザの視点から見ると、 ホテルの選択から予約確認までのすべては、1 つの連続した仕事の単位、 つまり 対話 です。 しかし、検索は、対話の一部ではありません。 ユーザは、 異なるブラウザタブで同じ検索結果ページから複数のホテルを選択可能です。
ほとんどの WEB アプリケーションのアーキテクチャは、対話を公開するための構造を持っていません。 これは、対話に関連した状態を管理に関する大きな問題を引き起こします。 通常、Java WEB アプリケーションは 2 つの技術を組み合わせて使用します。 最初に、状態は、HttpSession に投げられ、 2 番目に、永続可能状態は各リクエストの後に、データベースに書き込みがされ、 そして、各リクエストの始めに、データベースから再構築がされます。
データベースは、最もスケーラビリティに乏しい層なので、 しばしば受けいれがたいスケーラビリティの不足を招きます。 加えて、リクエストごとにデータベースとやり取りする余分な転送量による待ち時間も問題です。 この冗長な転送量を減少させるために、 Java アプリケーションではしばしばリクエスト間で普通にアクセスされるデータを保管するデータキャッシュ (2 次レベル) を導入します。 このキャッシュは、必ずしも効率ではありません。 なぜなら データが無効化どうかの判断を、 ユーザがデータの操作を終了したかどうかをベースとする代わりに LRU ポリシーをベースとしているからです。 さらに、 キャッシュは多くの現在のトランザクションによって共有されているので、 キャッシュされた状態とデータベース間の一貫性を保つことに関連する多くの問題に対策を講じています。
さて、HttpSession に保管された状態を考察してみましょう。 注意深いプログラムによりセッションデータのサイズをコントロールできるかもしれません。 これは想像するよりずっと困難です。 なぜならば、WEB ブラウザはアドホックで非線形な画面操作を許しているからです。 しかし、もしシステムの開発途中に、 ユーザに複数の並列対話 を許可するというシステム要件を、 突然見つけたとします (私も同様の状況に遭遇しました) 。 セッションステートを関連する別の並行する対話から分離するための機構を開発することと ユーザがブラウザのウィンドウやタブを閉じることで対話の一つを異常終了させた場合に、 その対話状態を破棄することを保証するフェールセーフ機構を組み込むことは、 気が弱い者の仕事ではありません。 (私は 2 度ほど実装したことがあります。 1 つはクライアントアプリケーション、1 つはSeamです。 だけど、私は病的なことで有名です。)
もっとよい方法があります。
Seam はファーストクラスの構造として 対話コンテキストを導入しています。 コンテキスト中に安全に対話状態を維持すること、 そして十分に定義されたライフサイクルで保証されることが可能です さらに、アプリケーションサーバとデータベースの間でデータを連続的に行き来させる必要はありません。 なぜなら、対話コンテキストは、ユーザが現在作業しているデータの自然なキャッシュだからです。
通常、対話コンテキスト中で保持するコンポーネントはステートフルセッション Bean です。 (対話コンテキスト中でエンティティ Bean や JavaBean も保持できます。) Java コミュニティでは、ステートフルセッション Bean は、 スケーラビリティの殺し屋という古くからの作り話があります。 1988年、WebFoobar 1.0 がリリースされたときに、これは真実だったかもしれません。 こんにち、もはや真実ではありません。 JBoss 4.0 のようなアプリケーションサーバは、 ステートフルセッション Bean の レプリケーションのためのとても優れたメカニズムを持っています。 (例えば、JBoss EJB3 コンテナはきめ細かくレプリケーションを行い、 実際に属性値が変化した Bean のみレプリケーションを行います。) なぜステートフル Bean が非効率的かという、 すべての古典的な技術の議論は HttpSession にも等しく当てはまります。 従って、パフォーマンスを改善するために、 ビジネス層のステートフルセッション Bean から、 WEB セッションに変更する慣習は、 信じられないほど誤って指導されていますことに注意してください。 ステートフル Bean の誤った使用、あるいは不適切なものに使用することにより、 ステートフルセッション Bean を使用したスケーラブルでないアプリケーションを書く可能性も確かにあります。 しかし、これはそれらの使用を禁止していることを意味しません。 とにかく、Seam は安全な使用モデルに向かって誘導します。 Welcome to 2005.
それでは、くどくど言うのは止めてチュートリアルに戻りましょう。
この予約サンプルアプリケーションは、 複雑な振る舞いを実現するために、 異なるスコープを持つステートフルコンポーネントがどのように連携することが可能であるかを示しています。 予約アプリケーションのメインページは、 ユーザにホテル検索を可能にしています。 検索結果は、Seam セッションスコープに保持されます。 ユーザがこれらのホテルの 1 つに遷移するとき、 対話は、開始します。 そして、対話スコープのコンポーネントは、 選択されたホテルを取得するために、 セッションスコープのコンポーネントを呼び返します。
手書きの JavaScript を使用することなくリッチクライアントの動作を実装するために、 Ajax4JSF を使用していることも示しています。
検索機能は、セッションスコープのステートフル Bean を使用して実装されます。 それは、上記のメッセージリストサンプルに見られるものと同様です。
例 1.22.
@Stateful (1) @Name("hotelSearch") @Scope(ScopeType.SESSION) @Restrict("#{identity.loggedIn}") (2) public class HotelSearchingAction implements HotelSearching { @PersistenceContext private EntityManager em; private String searchString; private int pageSize = 10; private int page; @DataModel private List<Hotel> hotels; (3) public String find() { page = 0; queryHotels(); return "main"; } public String nextPage() { page++; queryHotels(); return "main"; } private void queryHotels() { String searchPattern = searchString==null ? "%" : '%' + searchString.toLowerCase().replace('*', '%') + '%'; hotels = em.createQuery("select h from Hotel h where lower(h.name) like :search or lower(h.city) like :search or lower(h.zip) like :search or lower(h.address) like :search") .setParameter("search", searchPattern) .setMaxResults(pageSize) .setFirstResult( page * pageSize ) .getResultList(); } public boolean isNextPageAvailable() { return hotels!=null && hotels.size()==pageSize; } public int getPageSize() { return pageSize; } public void setPageSize(int pageSize) { this.pageSize = pageSize; } public String getSearchString() { return searchString; } public void setSearchString(String searchString) { this.searchString = searchString; } @Destroy @Remove public void destroy() {} (4) }
(1) | EJB 標準 @Stateful アノテーションは、 このクラスがステートフルセッション Bean であることを識別しています。 ステートフルセッション Bean は、 デフォルトで対話コンテキストのスコープを持ちます。 |
(2) | @Restrict アノテーションはコンポーネントへのセキュリティ制限に適用します。 ログインユーザだけがコンポーネントにアクセスを許されるように制限します。 セキュリティの章では、Seam におけるセキュリティがさらに詳細に説明されています。 |
(3) | @DataModel アノテーションは、 JSF ListDataModel として List を公開します。 これは、検索画面でのクリック可能リストの実装を容易にします。 このサンプルでは、 ホテルリストは、 hotels という名前の対話変数の ListDataModel としてページを公開します。 |
(4) | EJB 標準 @Remove アノテーションは、 アノテーション付きのメソッドが呼ばれた後に、 ステートフルセッション Bean が削除され、そして、その状態が破棄されることを定義しています。 Seam では、 すべての ステートフルセッション Bean は、 @Destroy @Remove 付きメソッドが定義される必要があります。 これは、Seam がセッションコンテキストを破棄するときに呼ばれる EJB remove メソッドです。 実際、 @Destroy アノテーションは、 Seam コンテキストが終了するときに発生するさまざまな種類のクリーンアップに利用可能であり、 とても実用的です。 もし、あなたが@Destroy @Remove メソッドを付けなければ、 状態はリークし、パフォーマンス問題に苦しむでしょう。 |
このアプリケーションの主なページは、Facelets ページです。 ホテルを検索に関連する抜粋を見てみましょう。
例 1.23.
<div class="section"> <h:form> <span class="errors"> <h:messages globalOnly="true"/> </span> <h1>Search Hotels</h1> <fieldset> <h:inputText value="#{hotelSearch.searchString}" style="width: 165px;"> <a:support event="onkeyup" actionListener="#{hotelSearch.find}" (1) reRender="searchResults" /> </h:inputText>   <a:commandButton value="Find Hotels" action="#{hotelSearch.find}" styleClass="button" reRender="searchResults"/>   <a:status> (2) <f:facet name="start"> <h:graphicImage value="/img/spinner.gif"/> </f:facet> </a:status> <br/> <h:outputLabel for="pageSize">Maximum results:</h:outputLabel>  <h:selectOneMenu value="#{hotelSearch.pageSize}" id="pageSize"> <f:selectItem itemLabel="5" itemValue="5"/> <f:selectItem itemLabel="10" itemValue="10"/> <f:selectItem itemLabel="20" itemValue="20"/> </h:selectOneMenu> </fieldset> </h:form> </div> <a:outputPanel id="searchResults"> (3) <div class="section"> <h:outputText value="No Hotels Found" rendered="#{hotels != null and hotels.rowCount==0}"/> <h:dataTable value="#{hotels}" var="hot" rendered="#{hotels.rowCount>0}"> <h:column> <f:facet name="header">Name</f:facet> #{hot.name} </h:column> <h:column> <f:facet name="header">Address</f:facet> #{hot.address} </h:column> <h:column> <f:facet name="header">City, State</f:facet> #{hot.city}, #{hot.state}, #{hot.country} </h:column> <h:column> <f:facet name="header">Zip</f:facet> #{hot.zip} </h:column> <h:column> <f:facet name="header">Action</f:facet> <s:link value="View Hotel" action="#{hotelBooking.selectHotel(hot)}"/> (4) </h:column> </h:dataTable> <s:link value="More results" action="#{hotelSearch.nextPage}" rendered="#{hotelSearch.nextPageAvailable}"/> </div> </a:outputPanel>
(1) | Ajax4JSF <a:support> タグは、 onkeyup のような JavaScript イベントが発生したとき、 JSF アクションイベントリスナが非同期の XMLHttpRequest から呼ばれることを可能にしています。 さらに良いことには、 再レンダリング属性は、JSF ページの一部分だけのレンダリングを可能とし、 非同期のレスポンスを受信したときに、部分的なページ更新の実行を可能にしています。 |
(2) | Ajax4JSF <a:status> タグは、 非同期のリクエストが返されるのを待つ間に、 ちょっとしたアニメーションイメージを表示させます。 |
(3) | Ajax4JSF <a:outputPanel> タグは、 非同期リクエストによって再レンダリング可能なページの領域を定義します。 |
(4) | Seam <s:link> タグは、 JSF アクションリスナを普通の (非 JavaScript) HTML リンクにつけ付けることができます。 標準 <h:commandLink> と比べてこれが有利なのは、 "新しいウィンドウで開く" や "新しいタブで開く"といった操作を損なわないことです。 パラメータ #{hotelBooking.selectHotel(hot)} のメソッドバインディングを利用していることにも留意してください。 これは、標準統一された EL式 では不可能ですが、 Seam は、 すべてのメソッドバインディング表現でパラメータ使用できるよう EL式 を拡張しています。 |
このページは、タイプしたときに検索結果が動的に表示し、 ホテルの選択をさせ、 HotelBookingAction の selectHotel() メソッドに選択結果を渡します。 そこでは、本当に興味深いことが起こっています。
対話と関係する永続データを自然にキャッシュするために、 予約サンプルアプリケーションがどのように対話スコープのステートフル Bean を利用するか見てみましょう。 以下のサンプルコードは、ちょっとばかり長いです。 しかし、それを対話のステップを実装したスクリプト化されたアクションのリストと考えると、 理解しやすくなります。 クラスを物語のように徹底的に読みましょう。
例 1.24.
@Stateful @Name("hotelBooking") @Restrict("#{identity.loggedIn}") public class HotelBookingAction implements HotelBooking { @PersistenceContext(type=EXTENDED) (1) private EntityManager em; @In (2) private User user; @In(required=false) @Out private Hotel hotel; @In(required=false) @Out(required=false) private Booking booking; @In private FacesMessages facesMessages; @In private Events events; @Logger private Log log; @Begin (3) public String selectHotel(Hotel selectedHotel) { hotel = em.merge(selectedHotel); return "hotel"; } public String bookHotel() { booking = new Booking(hotel, user); Calendar calendar = Calendar.getInstance(); booking.setCheckinDate( calendar.getTime() ); calendar.add(Calendar.DAY_OF_MONTH, 1); booking.setCheckoutDate( calendar.getTime() ); return "book"; } public String setBookingDetails() { if (booking==null || hotel==null) return "main"; if ( !booking.getCheckinDate().before( booking.getCheckoutDate() ) ) { facesMessages.add("Check out date must be later than check in date"); return null; } else { return "confirm"; } } @End (4) public String confirm() { if (booking==null || hotel==null) return "main"; em.persist(booking); facesMessages.add("Thank you, #{user.name}, your confimation number for #{hotel.name} is #{booking.id}"); log.info("New booking: #{booking.id} for #{user.username}"); events.raiseEvent("bookingConfirmed"); return "confirmed"; } @End public String cancel() { return "main"; } @Destroy @Remove (5) public void destroy() {} }
(1) | この Bean は、EJB3 拡張永続コンテキスト を使用します。 その結果、エンティティインスタンスは、 ステートフルセッション Bean のライフサイクル全体の管理を維持します。 |
(2) | @Out アノテーションは、 メソッド呼び出しの後に、属性の値がコンテキスト変数にアウトジェクトされることを宣言します。 このサンプルでは、すべてのアクションリスナの呼び出しが完了した後に、 hotel の名前のコンテキスト変数は hotel インスタンス変数の値に設定されます。 |
(3) | @Begin アノテーションは、 アノテーション付きメソッドが長期対話を開始することを定義しています。 従って、リクエストの終了では現在の対話コンテキストは破棄されません。 その代わりに、 現在のウインドからのすべてのリクエストに再び関連し、 対話の非活動によるタイムアウトあるいは一致する @End メソッドの呼び出しにより破棄されます。 |
(4) | @End アノテーションは、 アノテーション付きメソッドが現在の長期対話を終了することを定義しています。 従って、リクエストの終わりで現在の対話コンテキストは破棄されます。 |
(5) | Seam は、対話コンテキストを破棄するとき、 この EJB remove メソッドは、呼び出されます。 このメソッドを定義することを忘れないでください。 |
HotelBookingAction は、 ホテル検索、選択、予約、予約確認を実装したすべてのアクションリスナを持っており、 そして、この操作に関連する状態をインスタンスに保持しています。 このコードが、 HttpSession 属性から get/set するものと比較して、 よりクリーンで簡単なコードであることに同意してもらえると考えています。
さらに良くするために、ユーザは、ログインセッション毎に複数の分離された対話を持つことが可能です。 試してみてください。 同時に 2 つの異なるホテル予約を作成することが可能です。 対話を長時間、放置した場合、 Seam は、最終的に対話をタイムアウトし、状態を破棄します。 対話が終了した後に、その対話ページに戻るボタンを押し、アクションの実行を試みた場合、 Seam は、対話が既に終了したことを検出し、検索ページにリダイレクトします。
予約アプリケーションの WAR ファイルの中身をチェックすれば、 WEB-INF/lib ディレクトリ中に seam-ui.jar が見つかります。 このパッケージは、Seam と統合する多くの JSF カスタムコントロールを含んでいます。 この予約アプリケーションは、 検索画面からホテルページへの画面遷移制御に <s:link> を使用しています。
<s:link value="View Hotel" action="#{hotelBooking.selectHotel}"/>
ここで、<s:link> を使用することで、 ブラウザの "新しいウィンドウを開く" 機能を阻害することなく、 アクションリスナに HTML リンクを付けることが可能です。 標準 JSF <h:commandLink> は、"新しいウィンドウを開く" と連動しません。 <s:link> は、 対話伝播ルールを含むその他多くの便利な機能を提供します。
予約アプリケーションは、特に、/book.xhtml においていくつかの他の Seam コントロールと Ajax4JSF コントロールを使用します。 ここでは、それらコントロールの詳細には触れませんが、 このコードを理解したいならば、 JSF フォームバリデーションのための Seam の機能を対象とする章を参照してください。
WAR は、seam-debug.jar も含みます。 この JAR が Facelet とともに WEB-INF/lib にデプロイされ、 そして、web.xml あるいは、seam.properties 中に以下のように Seam プロパティを設定した場合、
<context-param> <param-name>org.jboss.seam.core.init.debug</param-name> <param-value>true</param-value> </context-param>
Seam デバッグページが有効になります。 このページから現在のログインセッションに関する Seam コンテキスト中の Seam コンポーネントの閲覧と検査が可能です。 ブラウザから、http://localhost:8080/seam-booking/debug.seam と入力してください。 examples/booking/view ディレクトリに、 debug.xhtml と呼ばれる facelets ページがあります。 このページで現在のログインセッションに関する Seam コンテキスト中の Seam コンポーネントを見たり検査したりすることができます。 ブラウザに、http://localhost:8080/seam-booking/debug.seam. と入力してください。
DVD ストアのデモアプリケーションは、 タスク管理とページフローのための jBPM の実践的な使用法を見せてくれます。
ユーザ画面は、検索やショッピングカート機能の実装のために jPDL ページフローを利用しています。
この管理画面は、オーダの承認やショッピングサイクルを管理するために jBPM を利用します。 ビジネスプロセスは、異なるプロセス定義を選択することにより動的に変更されるかもしれません。
TODO
dvdstore ディレクトリの中をご覧ください。
問題追跡デモは Seam のワークスペース管理の機能をよく披露しています。 対話スイッチャ、対話リスト、ブレッドクラム
TODO
issues ディレクトリの中をご覧ください。
Hibernate 予約デモは、 永続性のために Hibernate、 セッション Bean の代わりに JavaBean を使用した簡単な予約デモの移植版です。
TODO
hibernate ディレクトリの中をご覧ください。
Seam は、サーバサイドで状態保持するアプリケーションの実装をとても容易にします。 しかし、サーバサイドの状態管理は、いつも適切というわけではありません。 (特に、コンテンツ を提供する機能において ) この種の問題のために、ユーザにページをブックマークさせ、 そして、比較的ステートレスなサーバとする必要がしばしばあります、 その結果、ブックマークを通していつでもどんなページにもアクセス可能になります。 この Blog サンプルは、 Seam を使用した RESTful アプリケーションの実装方法を見せてくれます。 検索結果ページを含むすべてのアプリケーションのページは、 ブックマークが可能です。
この Blog サンプルは、"引っぱり (PULL) " - スタイル MVC の使用を実演しています。 ここで、ビューのためのデータ取得とデータ準備のアクションメソッドリスナを使用する代わりに、 ビューは、レンダリングしているコンポーネントからデータを引き出します (PULL)。
index.xhtml facelets ページの一部は、 最新の Blog 登録のリストを表示しています。
例 1.25.
<h:dataTable value="#{blog.recentBlogEntries}" var="blogEntry" rows="3"> <h:column> <div class="blogEntry"> <h3>#{blogEntry.title}</h3> <div> <h:outputText escape="false" value="#{blogEntry.excerpt==null ? blogEntry.body : blogEntry.excerpt}"/> </div> <p> <h:outputLink value="entry.seam" rendered="#{blogEntry.excerpt!=null}"> <f:param name="blogEntryId" value="#{blogEntry.id}"/> Read more... </h:outputLink> </p> <p> [Posted on <h:outputText value="#{blogEntry.date}"> <f:convertDateTime timeZone="#{blog.timeZone}" locale="#{blog.locale}" type="both"/> </h:outputText>]   <h:outputLink value="entry.seam">[Link] <f:param name="blogEntryId" value="#{blogEntry.id}"/> </h:outputLink> </p> </div> </h:column> </h:dataTable>
ブックマークからこのページに移動する場合、 <h:dataTable> により使用されるデータは実際にはどのように初期化されるのでしょうか。 ここで何が起きているかというと、 Blog は Blog という名前の Seam コンポーネントによって、 必要なときに遅延して取得されて — 引き出されて — いるわけです。 これは、 Struts のような従来の WEB アクションに基づくフレームワークでは一般的なフロー制御と逆になっています。
例 1.26.
@Name("blog") @Scope(ScopeType.STATELESS) public class BlogService { @In (1) private EntityManager entityManager; @Unwrap (2) public Blog getBlog() { return (Blog) entityManager.createQuery("from Blog b left join fetch b.blogEntries") .setHint("org.hibernate.cacheable", true) .getSingleResult(); } }
(1) | このコンポーネントは、Seam 管理永続コンテキスト を使用します。 これまで見てきた他のサンプルとは異なり、 この永続コンテキストは、Seam によって管理されます。 この永続コンテキストは、WEB リクエスト全体で有効で、 取得していないビュー関連にアクセスするときに発生するあらゆる例外の回避を可能にします。 |
(2) | @Unwrap アノテーションは、 Seam がクライアントに対して実際の BlogService コンポーネントではなくメソッドの返り値 — Blog — を渡すよう指示します。 これが Seam 管理コンポーネントパターン です。 |
これは、これまでのところ良いですが、 検索結果ページのようなフォームサブミットの結果のブックマークではどうでしょうか?
この Blog サンプルは、 各ページの右上にユーザの Blog 記事の検索を可能にする小さなフォームを持ちます。 これは、facelet テンプレート、template.xhtml に含まれる menu.xhtml ファイルに定義されます。
例 1.27.
<div id="search"> <h:form> <h:inputText value="#{searchAction.searchPattern}"/> <h:commandButton value="Search" action="/search.xhtml"/> </h:form> </div>
ブックマーク可能検索結果ページの実装のために、 検索フォームのサブミットを処理した後に、 ブラウザリダイレクトを実行する必要があります。 アクション結果 (outcome) として JSF ビュー ID を使用しているので、 Seam は、フォームがサブミットされたとき、自動的に ビュー ID にリダイレクトします。 別の方法として、以下のようなナビゲーションルールを定義することも可能です。
例 1.28.
<navigation-rule> <navigation-case> <from-outcome>searchResults</from-outcome> <to-view-id>/search.xhtml</to-view-id> <redirect/> </navigation-case> </navigation-rule>
フォームは、以下のような感じであったでしょう。
例 1.29.
<div id="search"> <h:form> <h:inputText value="#{searchAction.searchPattern}"/> <h:commandButton value="Search" action="searchResults"/> </h:form> </div>
しかし、リダイレクトするとき、 http://localhost:8080/seam-blog/search.seam?searchPattern=seam のようなブックマーク URL を取得するために、 リクエストパラメータとしてフォームによってサブミットされた値を含む必要があります。 JSF は、これをする簡単な方法は提供しませんが、Seam は提供します。 WEB-INF/pages.xml で定義された Seam page parameter を使用します。
例 1.30.
<pages> <page view-id="/search.xhtml"> <param name="searchPattern" value="#{searchService.searchPattern}"/> </page> ... </pages>
これは、ページにリダイレクトするときに、Seam に searchPattern の名前のリクエストパラメータとして #{searchService.searchPattern} の値を含み、ページをレンダリングする前に、パラメータの値をモデルに再適用するよう指示します。
リダイレクトによって search.xhtml ページに移動します。
例 1.31.
<h:dataTable value="#{searchResults}" var="blogEntry"> <h:column> <div> <h:outputLink value="entry.seam"> <f:param name="blogEntryId" value="#{blogEntry.id}"/> #{blogEntry.title} </h:outputLink> posted on <h:outputText value="#{blogEntry.date}"> <f:convertDateTime timeZone="#{blog.timeZone}" locale="#{blog.locale}" type="both"/> </h:outputText> </div> </h:column> </h:dataTable>
これも、また実際の検索結果を取得するために "PULL" 型 MVC を使用しています。
例 1.32.
@Name("searchService") public class SearchService { @In private EntityManager entityManager; private String searchPattern; @Factory("searchResults") public List<BlogEntry> getSearchResults() { if (searchPattern==null) { return null; } else { return entityManager.createQuery("select be from BlogEntry be where lower(be.title) like :searchPattern or lower(be.body) like :searchPattern order by be.date desc") .setParameter( "searchPattern", getSqlSearchPattern() ) .setMaxResults(100) .getResultList(); } } private String getSqlSearchPattern() { return searchPattern==null ? "" : '%' + searchPattern.toLowerCase().replace('*', '%').replace('?', '_') + '%'; } public String getSearchPattern() { return searchPattern; } public void setSearchPattern(String searchPattern) { this.searchPattern = searchPattern; } }
ごく希に、RESTful ページ処理のために PUSH 型 MVC を使用することが当然の場合があります。 そこで、Seam は、ページアクション の概念を提供します。 Blog サンプルは、 Blog 記入ページ、 entry.xhtml にページアクションを使用しています。 これは、少しわざとらしい感じで、ここでは、PULL 型 MVC を使用する方が容易かもしれません。
entryAction コンポーネントは、 Struts のような典型的な PUSH 型 MVC アクション指向フレームワークのように動作します。
例 1.33.
@Name("entryAction") @Scope(STATELESS) public class EntryAction { @In(create=true) private Blog blog; @Out private BlogEntry blogEntry; public void loadBlogEntry(String id) throws EntryNotFoundException { blogEntry = blog.getBlogEntry(id); if (blogEntry==null) throw new EntryNotFoundException(id); } }
ページアクションは、pages.xml でも宣言されます。
例 1.34.
<pages> ... <page view-id="/entry.xhtml" action="#{entryAction.loadBlogEntry(blogEntry.id)}"> <param name="blogEntryId" value="#{blogEntry.id}"/> </page> <page view-id="/post.xhtml" action="#{loginAction.challenge}"/> <page view-id="*" action="#{blog.hitCount.hit}"/> </pages>
上記の例は、 その他の機能に対してページアクションを使っています — ログインチャレンジやページビューカウンタなど。 また、 ページアクションメソッドのバインディングにパラメータを使用しているのにも注目してください。 これは JSF EL の標準機能ではありませんが、 Seam ではページアクションだけでなく JSF メソッドのバインディングでも使用できるようになっています。
entry.xhtml ページがリクエストされると、 Seam は最初にページパラメータ blogEntryId をモデルにバインドし、 次に必要なデータ — blogEntry — を取得するページアクションを実行してから、 それを Seam イベントコンテキストに配置します。 最後に、以下がレンダリングされます。
例 1.35.
<div class="blogEntry"> <h3>#{blogEntry.title}</h3> <div> <h:outputText escape="false" value="#{blogEntry.body}"/> </div> <p> [Posted on  <h:outputText value="#{blogEntry.date}"> <f:convertDateTime timezone="#{blog.timeZone}" locale="#{blog.locale}" type="both"/> </h:outputText>] </p> </div>
blog エントリがデータベースで見つからない場合、 EntryNotFoundException 例外がスローされます。 exception is thrown. この例外は 505 エラーではなく 404 であって欲しいので、 例外クラスのアノテーションを付けます。
例 1.36.
@ApplicationException(rollback=true) @HttpError(errorCode=HttpServletResponse.SC_NOT_FOUND) public class EntryNotFoundException extends Exception { EntryNotFoundException(String id) { super("entry not found: " + id); } }
別実装のサンプルは、メソッドバインディングでパラメータを使用しません。
例 1.37.
@Name("entryAction") @Scope(STATELESS) public class EntryAction { @In(create=true) private Blog blog; @In @Out private BlogEntry blogEntry; public void loadBlogEntry() throws EntryNotFoundException { blogEntry = blog.getBlogEntry( blogEntry.getId() ); if (blogEntry==null) throw new EntryNotFoundException(id); } }
<pages> ... <page view-id="/entry.xhtml" action="#{entryAction.loadBlogEntry}"> <param name="blogEntryId" value="#{blogEntry.id}"/> </page> ... </pages>
どの実装を選択するかは好みの問題です。
JBoss AS 4.0 は、JSF 1.1 実装 Apache MyFaces を付属して出荷されます。 長い間待ちましたが、まだ、MyFaces からの JSF 1.2 実装はありません。 これとその他の理由により JBoss AS 4.2 は、デフォルトで JSF 1.2 リファレンス実装を組み込むでしょう。 リリース 4.2 の後すぐに、Seam サンプルを JSF 1.2 に移行するでしょう。
待つことができない人のために、Seam は、すでに JSF 1.2 互換であり、 JBoss 4.0.5 上で JSF 1.2 を実行する Seam サンプルを手に入れることは簡単です。 あの予約サンプルで始めましょう。
jsf-api.jar、jsf-impl.jar、 el-api.jar、el-ri.jar を server/default/deploy/tomcat/jbossweb-tomcat55.sar/jsf-libsにコピーします。.
myfaces-api.jar、myfaces-impl.jar を server/default/deploy/tomcat/jbossweb-tomcat55.sar/jsf-libs から削除します。
server/default/deploy/tomcat/jbossweb-tomcat55.sar/conf/web.xml を編集して、 myfaces-impl.jar を jsf-impl.jar に置き換えます。
examples/booking/resources/WEB-INF/web.xml を編集して、 MyFaces listener を削除して、RI listener のコメントを外します。
examples/booking/resources/WEB-INF/faces-config.xml を編集して、 JSF 1.2 XML スキーマ宣言を使用する SeamELResolver をインストールするラインのコメントを外します。
examples/booking/resources/META-INF/application.xml を編集して、 Java モジュールとして el-api.jar と el-impl.jar を宣言しているラインを削除します。
JBoss を再起動し、examples/booking ディレクトリで ant とタイプしてください。